◆ 2014年12月

December 1, 2014

皆様いかがお過ごしでいらっしゃいましょうか。
 この11月は3年振りとなりました八千代座公演も無事に千秋楽を迎えられることができました。八千代座では先月のコメントでお話し致しました「口上」と「地唄三題」の公演でございまして、久しぶりの山鹿の温泉と美味しい食事を味わい、本当に充実した八千代座公演となりました。24年前から今日まで通って参りましたこの八千代座ですが、毎年伺っておりますとあまり気がつかなかったのですが、こうして3年振りに伺いまと、お客様が出入りしやすくなっていることや、楽屋が使いやすいことなど、改めて実感し、喜びの多い八千代座でございました。千数楽の後2日間を東京で過ごしまして、その後佐渡に渡り、鼓童の今年のツアー公演「永遠」のお稽古に入りました。11月の20日には「アミューズメント佐渡」で無事に初日を開けまして、私は21日に東京に帰ってまいりました。
 そしてこの11月23日に、母藤間勘紫恵が亡くなりました事を御報告しなければなりません。実は去年の秋頃から体調があまり良くない状態でしたので、今年は何かと心配をしておりました。私は去年の秋は「アマテラス」ツアーで3カ月間地方公演に出ておりましたし、2014年の1月も大阪の松竹座に出ておりました。その時には風邪を引いてしまいまして、声が全く出ずに皆様にお恥ずかしい声をお聞かせしてしまいました。またその後も地方での仕事が多く、母のことが何かと気がかりになっておりましたが、21日に帰京しましてその後の23日に亡くなったのでございます。12月歌舞伎座のお稽古に入る前にお通夜と御葬儀を済まさせ、無事に歌舞伎座のお稽古に入りました。私が初日を迎えます前に母は旅立ちましたのも、何故か私のことを考えてくれてのことだと思えるのでございます。また私の陶芸作品の展覧会も、27日に予定しておりましたが、母の葬儀となりましたために延期となり、皆様にはご迷惑をおかけしました事をこの場を借りて詫び申し上げます。
 来年は喪中となりますので、新年のご挨拶は控えさせていただきます。12月のご報告と来年への思いは、来月のコメントで述べさせていただきます。このコメントでは皆様に訃報をお伝えしなければなりませず、甚だ簡単ではございますが、これにて今月のコメントを終わらせていただき、12月の歌舞伎座で皆様とお目にかかりたいと思います。
 12月昼の部は森山治男さんの新作「幻武蔵」と、久しぶりの「二人椀久」、そして夜の部は「雷神不動北山櫻」で「雲の絶間姫」を20数年振りに演じさせていただきます。皆様お誘い合わせの上ご来場くださいますようお願い申し上げます。

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