◆2022年8月


 皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。本当にお暑うございます。この頃は気候変動もあり、梅雨明けも早く猛暑がやってきたかと思ったら少し涼しくなり、そして一気に暑くなったりもしました。私は7月20日から京都南座に入りまして、この7月23日からの舞踊公演の準備と本番を終えまして無事に千秋楽を迎えました。この状況下にも関わらず、全日の満席を頂きまして本当に有難く、有難く思っております。現在は8月2日に初日を迎えます「四谷怪談」と「花見踊り」の舞台稽古にかかっているところでございます。

 この7月、8月も厳しい状況が続きまして、歌舞伎座の他にも色々な劇場が休演になったりして、この8月公演もとても心配しておりましたがご来場下さいますお客様に、一時でも現実を忘れていただけますようにという思いで精一杯努めさせていただきます。

 7月は地方に伺いまして「お話しと素踊り」の会を開催させて頂きました。お陰様で大変多くのお客様がご来場頂きました。特に神奈川や札幌、そして渋谷では満席を頂きました。きっとこれまでの長い間「人と人とが直接会ってお話をする」と言う機会を失っている状態でしたので、沢山のお客様がご来場くださったのだと思います。つたない素踊りでもございましたし、その場その場で、思いついたお話ししかできませんでしたが、何とか無事に進んで行きました。特に私は台本にない事を話すのは苦手でしたが、後半に質問コーナーを設けまして、皆様のご質問に答えているうちに話が発展して行きましたし、多少のお芝居の動きや、手振りを加え、衣裳の使い方などもお話しさせていただきましたところ、時間が足らずに全ての質問に答えられなかったこともありました。今後は演劇の公演以外にもこういうしたことを行っていきたいと思います。そして皆様とお目にかかってお話することも私の務めとのようにも思っておりますし、また違った素踊りの演目も踊らせていただきたいと思っております。この8月南座も無事に千秋楽を迎えたいと願うばかりです。

 9月になりますとお休みをいただきまして「お話しと素踊り」の会も開催させていただきますし、初めて大阪ビルボードでのコンサートを開催させて頂きます。あっという間に夏が過ぎ秋を迎えることとなりますが、時が過ぎるのは本当に早いものでございます。このような状態が世界中に訪れまして、早や3年を迎えるわけでございます。皆様のご健康を、そして、皆様に少しでも幸せが訪れますようにお祈り申し上げましてこの夏のご挨拶とさせていただきます。