◆2016年4月

April 1, 2016

 皆様お元気でいらっしゃいますか。いよいよ4月になりました。今日はエイプリルフールですね。東京では桜の開花も例年より5日ほど早く、特に福岡では1週間以上も早く開花したということでした。私はこれから佐渡へお稽古に行きますので、佐渡で満開の桜が見られるというところです。

 先年楽屋で頂いた牡丹を佐渡の土に植えましてから10数年と経ちます。今では1株に30輪~50輪ほど花をつけるようになりました。白や桃色や赤と様々な色の花が咲きます。3年前の秋に行きました時に辺りに散っている枯葉を冬の風で飛ばないようにして牡丹の根元に置きますと素晴らしい花を咲かせてくれます。地面に植えた植物の生命の勢いというものは凄いと思いました。また京都で頂きました八角蓮も佐渡に植えましたら大変大きく育ちまして、今では八角ではなく九角になっているのにビックリしました。そんな初夏を感じながら8月に行われます「鼓童35周年サントリーホール公演」のお稽古、そし、更に来年の新作など沢山の作品作りのお稽古を行ってまいります。

 この3月は初めて、修二会の修行僧が「達陀(だったん)」をされているところを拝見に上がりました。実に厳しい修行とお聞きしておりましたし、あまり公開しないものとも聞いておりましたが、その成り立ちの古さで読経や鳴物、主に釣り鐘と鈴や、ほら貝などで非常に音楽的に構成が出来ており素晴らしいものだと感じました。大松明の行事でございますが、僧侶が階段を上がって行かれる道を照らすという意味だそうですが、あまりにも勢いのある炎と煙に、どこか厄を払うという意味もあるのではないかと感じながら拝見いたしました。今年は何も知らずに奈良へ伺い見てまいりましたが、次はきちんと予習をしてから伺いたいと思います。

 「達陀」の行法は夜中に行われますので、昼間は三月堂に伺いまして「日光菩薩」と「月光菩薩」を拝見いたしました。また、法華堂の「四天王像」も拝見させていただきました。修学旅以来ですから50年も経つのでしょうか。しかし仏像のお顔を拝見しますと、久しぶりというよりも、どこか親しみと言いますか温かさを感じられ、時が経っていることを忘れてしまいました。四天王像も邪悪な魂を踏まえての形相でございますが、どこか人の道を導くような素晴らしい気が感じられるのでございます。

 4月、5月は佐渡で自然を感じながらのお稽古を行い、5月末には「藝術大学」で、私の解説入りの鼓童公演を開催させていただきます。詳しくは公演情報をご覧くださいませ。また6月には鼓童と一緒に、天橋立や、7月には九州にも伺う予定でございます。

 今年は花粉が大変に多く、私は花粉症ではございませんが目が霞むような気がしたこの春でした。花粉も花が咲き始めますと落ち着くと聞いております。

 皆様もこの素晴らしい4月を十分にお過ごしくださいませ。

 

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